世界平和記念聖堂のドローン映像

今度も驚かせてください

幟町教会主任司祭 ヴィタリ・ドメニコ神父

 先日、来年度の子どもの会への準備をするために、事務所で一年生になる子どもたちを調べていただきました。一年生になる子どもが一人しかいないと言われて、信じられませんでした。もう一度調べてもらったら、間違いなく本当に一人でした。
 このままでは、この私たちの教会に未来がないと感じた際でした。
 この広島教区のいくつかの教会の古い写真を何枚も見ましたけれども、戦後、まだ豊かでなかったときに、その古い写真には大人の前に沢山の子どもたちが並んでいることを思い出しました。
 現代は、社会も教会も子どもを迎えない時代になったかなと思ってしまいました。
 それで、元気な方もだんだん年を取ってしまって、後に来る人がいなければ、私たちが教会の使命を果たせなくなるのではないかとさえ思えます。
 子どもたちが少ないだけではなく、信仰の中で育てるのも難しくなってしまったように思われます。そこには、教会の責任もあるかもしれませんが、親が忙しすぎて、毎日子どもたちと一緒に楽しく食事しお祈りすることができなければ、たまに教会に来ても、信仰を育てることは難しくなります。
 キリスト信者が長い間、司祭も教会もなく、公に信仰を営むことができなかった。しかしながら、毎日家で欠かさずに祈りをし続けました。それによって、子どもたちが信仰を継承し、津和野の殉教者のように苦しめられても信仰を保つことができました。
 子どもたちに信仰の継承ができなければ、この広島教区で、福音宣教の使命を果たすことができなくなる。過去の時代だけではなく、現代においても犠牲なしに自分の信仰を保つことはできないし、それを伝えることはとても無理なことです。
 幟町の皆さんはきっと頑張れると思います。今度、帰ってきたときに、小学校に上がる子どもたちが何人もおられるのを見て、わたしは驚かされることでしょう!
 それでは、皆さんありがとうございました。