3月7日、8日に開かれた日本のシノドスのづどいに参加して来ました。司教全員と各教区から司祭1名、修道者1名、信徒1名、それにシノドス特別チームメンバーとファシリテーターの方々が参加した、合計68名での集まりでした。そこで体験したのは、10～11名のグループでの「霊における会話」による話し合いです。紙面の都合上簡単に言えば、「祈ったことを話す。他者の話を本当に心から耳を傾けて聞く。沈黙の祈りの内に思いめぐらす。さらにそれを分かち合う…」といった会話の仕方です。参加者は皆生き生きとした顔で、とても喜んでいました。「こういう分かち合いは初めてしました」という方もいました。「霊における会話」はローマでのシノドスで行われ、全世界の小教区に勧められています。
私たちは普段人の話を聞いているようで、実はろくに聴けていないことが多いのではないでしょうか？人の話を聞きながら、「次に何を話そうか」など考えているのでは、本当に聴けてはいません。私たちが祈ってから語り、互いに真心を込めて聴き合えるようになったら、信仰の喜びの灯が大きくなって、それはおのずと他者に伝わっていくと思います。