世界平和記念聖堂のドローン映像

クリスマス

幟町教会助任司祭 服部 大介 神父

 幼稚園の子どもたちに「クリスマスってなぁーに」と尋ねると、まずはサンタクロースやプレゼントの話が出てきます。年長さんは聖劇もしますので、イエス様の誕生日などと応えてくれる子もいますが、やはりカトリックの幼稚園の子どもたちには、クリスマスの意味をちゃんと受け止めてほしいと思って色々話すことになります。

 クリスマスは、神さまが「みんなが幸せになれるように」と、ひとり子であるイエス様を贈ってくださったという日です。神さまがプレゼントをしてくださったことなので、みんなも嬉しくなって、一緒に楽しんで過ごすことになります。また、それぞれがプレゼントを交換し合うのも、サンタクロースがプレゼントをもって来てくれるというのも、まずは神さまからのプレゼントがあったからで、いい子にしていたからもらえるというのはなく、みんなが喜び合えるというものでしょう。

 子どもたちにとっては、クリスマスはプレゼントをもらえる日と考えがちですが、何か自分でもできることを考えて過ごしてもらうよう、お家の人にもクリスマスまでの過ごし方を考えてもらっています。家族のみんなが喜べることを考えて過ごしたり、おやつや何か我慢できるものを考えて、その分のお金を貯めて集めてもらったりしています。二学期の終わりの集いで、集めてもらったお金や古切手を年長さんたちに代表してささげてもらいます。そんなにたくさんのものではありませんが、各家庭でしっかりと取り組んでくれている様子も知らせてくれて、とても嬉しく思っています。

 クリスマスは、やはりみんなにとって喜びの時であってほしいものです。教皇フランシスコの新しい使徒的勧告「喜びに喜べ」にも、「それぞれが置かれている場で、日常の雑務を通して、愛をもって生き、自分の固有のあかしを示すことで聖なる者となるよう、わたしたち皆が呼ばれているのです」とあります。そして、「小さなことにも心を配るようにと、イエスが弟子たちにどれほど促したかを覚えておきましょう。婚宴でぶどう酒がなくなりそうだという、些細なこと。一匹の羊がいなくなったという、些細な事。二枚の銅貨をささげたやもめという、些細なこと・・・」。特にこの待降節には些細な事を大切にし、誰かに少しでも何かの喜びを分け合えることができないものかを考えながら過ごして行きたいものです。